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海外挙式をするなら「教会」と「チャペル」どっちがいいの?

結婚式について考えている人の中には、海外ウェディングを視野に入れている人も多いのではないでしょうか?最近では、新婚旅行だけでなく、海外で挙式をするカップルが多くなっています。

海外挙式といえば、ビーチリゾートでの海を眺めることができるチャペルや、数百年以上の歴史を持つ映画に出てくるような教会をイメージする人が多いのではないでしょうか?

この「教会」と「チャペル」には、違いがあるということを知っていますか?違いを理解せずに、準備を進めると式場決定後に後悔することになります。

式場選びの際に、「教会」と「チャペル」の違いを理解しておくと、“理想の結婚式場”に出会うことができます。

今回は、海外挙式で挙式会場を選ぶときに、知っておくといい「教会とチャペルの違い」について紹介します。

【1】教会とチャペルの違いは?
【2】それぞれのメリット・デメリット
【3】挙式会場としての基本的な違い
【4】内容・演出・撮影の違い
【5】まとめ

【1】チャペルと教会の違いは?

「教会」を英語に訳すと、church(教会)、chapel(チャペル)と両方でてきます。言葉としての意味は、同じになります。 しかし「教会」と「チャペル」では施設としての意味合いや、現地での役割が変わってきます。

①教会の役割は?
教会は、キリスト教信者が礼拝するために訪れる建物です。


「教会」は、キリスト教の「信者のあつまり」「組織」などの意味があります。一般的には、キリスト教の建物を指します。地元の信者が日常的にお祈り(礼拝)するために訪れる場所です。

建物は数百年以上の歴史がある教会もあり、大人数を収容できる規模があるのが特徴です。また、アクセスも市街地から近い場所にあります。

海外には、挙式ができる教会が多くあります。ただし、日曜日は信者の礼拝などがあるので、行うことができません。 チャペルとの違いでは、教会では葬式も行われることがあります。挙式の予約をしていても、信者の方の葬式が優先されることがあります。挙式日を翌日に延期するなど、柔軟な対応はしてくれます。

②チャペルの役割は?
「チャペル」は、基本的にはキリスト教徒がお祈りするための場所を指します。日本国内や海外にある挙式会場として利用できる「チャペル」は、結婚式を挙げるための施設として造られています。 そのため、建物は新しく、壁がガラス張りで、豪華なステンドグラスの装飾が施されるなど、結婚式を挙げる時に“映える”内装・外装が多いのも特徴のひとつです。

特にハワイやグアム、バリなどのリゾート地にあるチャペルは、式場内から海が見えるなどロケーションを重視していることが多く、ステキな写真を残したいという花嫁に人気です。

なので、チャペルは「結婚式をあげるため」の施設になります。

【2】それぞれのメリット・デメリット

それぞれ、違った役割として建てられた建物です。ですから、メリット・デメリットにも違いあります。

①教会のメリット・デメリット
■メリット
・本物の教会
・昔ながらの雰囲気がある
・チャペルより費用が安い
・建造物は将来的になくなる可能性が低く、思い出の場所はいつまでも存在し続ける

■デメリット
・教会空調設備がないところが多い
・限られたロケーション
・レセプションパーティー会場への移動が伴う
・日曜日など使用できない日がある

教会はそもそも、キリスト教信者が礼拝するための建造物です。昔ながらの雰囲気があり、重厚感のある式を挙げることができます。また、費用もやすく、二人の一生の思い出を残し続けることができます。

ただし、結婚式を挙げる際には、空調などの設備が整っておらず、来て下さった人達に迷惑をかけることがあります。 ロケーションも限られた箇所にしかないので、参加してくださる人達にとってあまり優しくないかもしれません。

②チャペルのメリット・デメリット
■メリット
・海が見えてロケーションが抜群
・多くの種類の中から選ぶことができる
・内装・外装が装飾されて綺麗
・レセプションも同じ施設で行えるから移動の負担なし

■デメリット
・教会よりも費用が高い
・日本人の為に作られている商用施設
・将来建物がなくなる可能性があり

チャペルは結婚式用に作成されている、建物なので結婚式に適した会場になっています。なので、レセプションも行えるので移動の負担がなく行えます。 ただし、結婚式用の建物なので、古くからの重んじた雰囲気などは感じることができません。 また、建物も長く残っている可能性は少なくなります。思い出の場所がなくなってしまうかもしれません。

【3】挙式会場としての基本的な違い

メリット、デメリットで出た箇所をもう少し詳しく解説していきます。教会とチャペルの雰囲気、設備、費用、ゲストの収容人数、挙式可能日などについて深堀します。


①施設のデザインや雰囲気
・教会
パイプオルガン、ステンドガラスなど重圧感のある雰囲気を感じることができるのが魅力です。特に大人の花嫁に人気です。

・チャペル
外観が白く、木目調の温かみのあるチャペル、ステンドガラス張りのデザインなど種類が豊富です。 若年層のカップルから大人カップルの好みに合わせて気にいった式場を見つけることができます。

②パーティー会場など付帯設備
・教会
パーティー会場は併設されておらず、挙式後に考えている場合は別途手配が必要になります。教会は市街地から離れていたりするので、手配会社に相談をしてみるのがいいです。

・チャペル
チャペルによっては、同じ敷地・建物内にもパーティー会場を併設していることがあります。 挙式後に来て頂いたお客さんの移動の手間を減らすことができます。また、チャペルには冷暖房が完備されてあり、ゲスト用の控室も完備されている場合もあります。

③費用
・教会
教会は、キリスト教の信者、布教活動などの為の施設として作成されているので、費用はリーズナブルです。歴史ある建物はすべて重圧感があります。

・チャペル
教会に比べると費用は高くなります。理由としては、結婚式用に建てられているので、装飾、ロケーション、空調設備などの施設にお金をかけているからです。

④挙式可能な曜日
・教会
日曜日以外の、月曜日~土曜日に挙式が可能です。日曜の午後は基本的に挙式日を設定できません。例外で午前中ならOKの教会もあります。
収容人数は多く、100~1000名程度まで入ることが可能となります。

・チャペル
月曜日~日曜日までの好きな曜日で挙式が可能です。
30~100名程度の収容人数となります。

【4】内容・演出・撮影の違い

教会とチャペルでは挙式の中身にも違いがあります。多くの違いがありますので、予め確認してから式を予約するのがいいです。


・教会
挙式のスタイルは、教会式(キリスト教式)のみ/一般的な教会式の式次第となっております。 牧師様が専属でいることが、多いので事前に知ることができます。言語は英語やその国の言語になりますが。その場合は現地の手配会社のスタッフが日本語に通訳してくれます。
演出に関しては、教会によって異なってくるので予め確認しておくのがいいです。

・チャペル
チャペルの挙式スタイルは、教会式/人前式などになります。牧師様は専属の方がいることは、かなり少ないので、当日までわからないことがあります。

【5】まとめ

海外で挙式を上げることが、多くなっていますが予め確認をしておかないと当日に困ってしまいます。 チャペルと教会では、そもそも建てられた根本の意図が異なります。その違いを理解して、慎重に選んでください。

海外で挙式を上げる場合、チャペルも教会も「法的効力」をもちません。夫婦になったということを、お祝いする儀式というのがメインです。
メリット・デメリットを確認して頂いて、それぞれのカップルに合うスタイルを選ぶのが一番です。 チャペルも教会も国によって、外観、内装、立地など異なります。海外で挙式を上げる際は、式をどこの国であげるかも吟味するといいでしょう。

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