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コラム

【海外挙式】参列者の旅費は誰が負担する?

「海外で挙式」。一生に一度の晴れ舞台をより特別な体験にできる選択の一つです。それだけでなく、友人から海外挙式への参列のお誘いをもらったら、それはあなたとの絆の深さの表れです。海外挙式は一般的には親族や親友だけを集めて、少人数で行うもの。

その貴重な枠の1つをあなたに選んでもらえたことはまず喜ぶべきことです。「喜んで行きたいけど、旅費ってどれくらいかかるんだろう?」「そもそも、誰が負担するんだろう?」お金や時間に余裕がある時ならば、ついでに旅行!なんて気分でウキウキ飛んで行くものの、忙しく、お財布もピンチ、なんて時に二つ返事で回答もできない。いや、もしかしたら費用も負担してくれるのかもしれないけれど、幸せの絶頂の相手にそんな野暮なことこっちからは聞き辛い・・・そんな人のために、海外挙式の参列者の旅費は誰が負担するのかを一般的な考え方としてまとめてみました。ご参考にしてみてください。(目次)1.ケースバイケースだが、大半は「旅費はゲスト負担」2.一方で、「ご祝儀」は不要なケースがほとんど3.自己負担の「旅費」っていくらくらいかかるの?4.おさらい:新郎新婦の視点から ①基本的に旅費はゲスト負担でOK②旅費を一部、または全部負担する場合はその旨を招待状に記載③あわせて、ご祝儀は辞退することも明記(旅費がゲスト負担になる場合)④旅費はゲスト持ちでも、飛行機やホテルを手配してあげた方がよいケースも5.まとめ:お金よりも相手への気遣いを

1.ケースバイケースだが、大半は「旅費はゲスト負担」

結論としては、一般的なケースでは、ゲストの旅費は自己負担が多いです。親族までくらいであれば、新郎新婦側が負担する、というケースも少なくないようですが、血の繋がりのない友人くらいの間柄では、交通費や滞在のホテル代といった旅費全般がゲスト自身の負担になるのが大半です。もちろん、場合によっては「旅費を負担するから来て!」というケースもあるかもしれません。そういうケースでは新郎新婦側からそういった案内があるはずです。また、折衷案として1 交通費はゲスト負担だが、ホテルは予約されていて新郎新婦側負担2 現地の滞在費はゲスト負担だけれど、交通費だけは新郎新婦側が負担3 『お車代』として費用の一部を新郎新婦側が負担といったケースもあります。一概には言えないですが、特にそういった事前の連絡や取り決めがなければ、原則としては自己負担になると考えておいた方が無難です。場所によっては交通費、宿泊費もかなりの金額になってしまうし、仕事も忙しい中、数日間は休みの申請を出さなければならない、なんてなると躊躇してしまうかもしれませんが、友人の挙式で海外に呼ばれる、なんていうのも人生にそう何度も経験できるものではありません。普段まじめに仕事をしていれば、上司や取引先も事情はきっと分かってくれるはずです。一時的な出費も、大事な友人の晴れ舞台に同席できることを考えれば、どうにか工面してみたいもの。お金を大事な経験のために使うのは意味のあることですよ。

2.一方で、「ご祝儀」は不要なケースがほとんど

ご祝儀の写真

結婚式で、嬉しいながら場合によっては少し痛い出費ともなるのが、「ご祝儀」。披露宴に参加するようであれば友人の間柄であれば「1万円以上」かつ「奇数」が慣例ですね。一般的には3万円とされることが多いようです。「海外の渡航費、滞在費に加えて、海外挙式となるとご祝儀も国内挙式よりもたくさん出さないといけないのだろうか・・・」と考えてしまうかもしれません。その点はご安心ください。海外挙式で、特に渡航費、もしくは滞在費がゲスト負担の場合、新郎新婦側からご祝儀は辞退するのが慣例です。招待状などに記載されている「ご祝儀などの心遣いは不要」というのは、社交辞令ではなく、海外挙式への参列においては、ゲストが旅費を負担する場合、本当にご祝儀は不要とされます。お金と時間をかけて、特別な晴れ舞台まで駆けつけてあげることがすでに立派なお祝いになるため、ご祝儀までは渡さなくて大丈夫、という風に考えて気兼ねなく参加すれば大丈夫です。ちなみに、新郎新婦側が旅費を負担する場合は、ご祝儀を用意することが奨励されます。この場合のご祝儀は、国内の結婚式に参加するのと同じ相場で大丈夫です。(友人であれば3万円。親族であれば場合に応じて、それ以上)。

3.自己負担の「旅費」っていくらくらいかかるの?

飛行機の写真

何が必要で、何が不要かわかったところで、気になってくるのはその旅費が一体どのくらいなのかということ。結論としては、国やホテルのグレードによって全く変わってきます。(言うまでもないですが・・・)滞在費がゲスト負担、と言っても・新郎新婦側で航空券や、ホテルを手配してくれているケース・自分で航空券やホテルも手配する必要があるケースに分かれるので、事前にどちらなのかは確認しておいた方がいいでしょう。前者であれば、招待を受け取った際に概算でわかると思いますが、後者であれば100%自分で考えることになります。「せっかくの友人のお祝いなんだから、飛行機もホテルも我慢せずにハイグレードな選択をしていい気分を崩さないでおこう!」なんていうのも立派な判断の1つだと思います。一方で、旅行慣れしている人であれば「お祝いついでに、現地の滞在を楽しんで帰ろう!飛行機やホテルは抑えて、現地のアクティビティに時間を割こう!」なんて考え方もできるかもしれません。ただし、安い航空券を選択した場合、飛行機の遅延に対する保証が薄いケースもありがちです。多少のトラブルがあっても式に間に合うように、余裕を持ったスケジュールで動きましょう。また、ホテルも価格も大事ですが、式場への距離なども考慮したうえで選ぶ方が無難です。

4.おさらい:新郎新婦の視点から

キスシーン

以上、海外挙式に際しての費用を招待されるゲスト側の視点から見てみました。おさらいとして、新郎新婦の視点から、ゲストを招待するとき、どのような点に気を付け、また、相手への配慮を行うべきか、ということを改めてまとめます。①基本的に旅費はゲスト負担でOK②旅費を一部、または全部負担する場合はその旨を招待状に記載③あわせて、ご祝儀は辞退することも明記(旅費がゲスト負担になる場合)④旅費はゲスト持ちでも、飛行機やホテルを手配してあげた方がよいケースも

①基本的に旅費はゲスト負担でOK

友人を呼びたいけれど、旅費を相手持ちにしていいのか悩む、という方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にゲスト持ちとして問題ありません。絞られた少人数で行う場合は、旅費も出してあげる、というケースもあるようですが、挙式だけである程度の費用になるかと思いますので、無理をする必要はありません。

②旅費を一部、または全部負担する場合はその旨を招待状に記載

それでも旅費を一部、もしくは全部負担する場合は、招待状にその旨を明記してあげるのが親切です。海外での挙式への参加に慣れている人であれば、それほど迷うこともないかと思いますが、なかなかない経験なので相手側が心配しなくていいよう、なるべく配慮してあげてください。

③あわせて、ご祝儀は辞退することも明記(旅費がゲスト負担になる場合)

旅費をゲスト負担とすること自体はまったく問題はありませんが、その場合、ご祝儀は辞退するのが一般的です。その旨も招待状の中に入れるのと同時に、「本当に用意する必要ないからね!」といったフォローの連絡も入れてあげた方が親切でしょう。なお、直接「旅費はご負担ください」と書きにくければ、「旅費は各自ご負担いただきますので、ご祝儀は不要です」などといった書き方をすれば「旅費は負担、ご祝儀は不要」が一文でわかるのでより親切かもしれませんね。

④旅費はゲスト持ちでも、飛行機やホテルを手配してあげた方がよいケースも

最後に、招待する友人が海外渡航に慣れているかどうか、海外旅行が好きかどうか(もしくはその上で自分が選択したそうかどうか)でも手配をこちらがするのか、任せるのか決めた方がよいかもしれません。なお、手配業者やホテルによってはゲスト向けにおとくなパックプランを用意してくれる場合もあるようなので、打ち合わせの際にそういったプランがあるか聞いてみてもいいかもしれません。

5.まとめ:お金よりも相手への気遣いを

以上、海外挙式での「誰が何を負担するか」という点をまとめてみました。おめでたい話の中でお金の話を切り出しにくいというのは日本人の国民性としてはありがちかもしれませんが、後でトラブルになったり、そこまではいかなくてもわだかまりを抱えたりしなくていいよう、事前にはっきりとさせておきましょう。その中でも、大事になってくるのは「誰が負担するのか」や「どの程度金額がかかるか」よりも「相手への気遣いがあるかどうか」です。せっかく、素敵な会を用意する、もしくはその会に呼んでもらえるわけですから、今後も気持ちよいお付き合いを続けていく中で大切ですよ。

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